政府は15日、2021年版「観光白書」を決定した。20年の日本の観光動向では、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行に伴う旅行需要の低迷、観光産業の厳しい状況についてデータを基に詳述した。訪日外国人旅行者数が19年比で約9割減、出国日本人数が約8割減となったほか、国際会議は中止・延期、オンライン化が相次いだ。日本人の国内旅行者数は約5割減。国の観光支援策Go Toトラベル事業が一時、需要を喚起したが、日本人1人当たりの観光旅行回数は宿泊、日帰り共に年1回を割り込んだ。
国際会議はオンライン化
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